この問題について暇があるたび調べて考えてきました。
正直まだまとまっていなくて、ブログに書くのは先にしようと思っていました。ですが学校で授業する機会をいただき、自分の中でごみ問題について整理したくてこの記事を書きます。
カトマンズでは道、川に大量のゴミが捨てられてあります。
道を歩いていてもお兄さんがごみを川にひょいっ!と捨てちゃいます。
みんなここにゴミ捨ててあるから、捨てていいんだ!と思って、少しでもゴミがあればどんどんゴミが溜まっていきます。いやな連鎖反応ですね。これは誰にでもありうる気持ちかと思います
ネパールでは宗教上の理由でそもそもゴミを川に流すという習慣があります。遺灰を川に流したりするのもそれの一部ですね。
昔は捨てても自然に戻るものばかりだったのでよいですが、今はプラスチックなど自然分解されないごみが増え、捨てられてもそのままそこに残っています。
じゃあ市民がちゃんとゴミ箱に捨てればいいんやね??
そんな簡単な話ではありません。
そもそもネパールには焼却処理所などはなく、探した限り埋め立て処理所のみです。カトマンズの人口増加に伴い、ゴミの量はどんどん増えます。そんな増加するゴミに追いつかず埋立地もいっぱいになろうとしています。(私の地区に埋立地があるらしく今度見学したいな)
んじゃゴミ処理場をたくさん作ろう!!
いや、そんな簡単な話ではありません。
資金や役所の問題もありますが、ここでお話したいのはカースト制度のお話。ネパールにもカースト制度があり、それぞれの仕事はどのカーストがすると決められています。もちろんゴミを処理する人はどのカーストと決められており、その他のカーストの人がゴミ処理をすることはできません。他のカーストが革命的にゴミ処理をできるようにしたとしても、それはゴミを処理するカーストの仕事を奪ったともとれます。
本当に色んな問題が絡んできますね。
お金のない人達はこんなゴミによって汚れてしまった川で洗濯したり、水浴びしたり、食器を洗うしかありません。
また下水処理に関してなんですが、水道はとおっていても下水処理はほとんど機能していません。そのまま地下の土にドボンなんてこともざら。そんな下水によってそこらの土が汚染され、断水によって水圧が低下した水道管の中まで汚染してしまいます。
子どもたちに「分別ちゃんとしようね〜!」なんてそんな簡単な話ではありません。行政が環境問題にしっかり取り組まない限り、私の子ども達への環境教育の内容もなかなか決まりません。うむ、難しい。でもポイ捨てしないってのはいいか
まどなたかいいアイデアあったら教えてください